5.ドキュメント

 

あの場面でグラウンド上の選手やベンチの監督はどんなことを考えていたのか?

    

ドキュメント 横浜vs.PL学園

アサヒグラフ編集部

“松坂世代”と呼ばれる松坂大輔選手を筆頭とする世代が最後の甲子園を戦ったのが1998年。
もう随分前のことになってしまいましたね。
桑田・清原のPLもテレビで観たのですが、テレビに釘付けになってみた甲子園の試合として今もNo.1として挙げたいのが、伝説の「横浜vs.PL学園」戦です。
その試合を克明に追った本がこの本です。
伝説となった横浜対PLの延長17回の激闘。その裏で選手たちが当時考えていたことは?
横浜の松坂・後藤・小池・小山、PLの上重・田中・大西など、のちに大学やプロでも活躍する彼らの当時のことが詳細に書かれています。
ちなみに本の表紙の写真が当時の横浜高校の背番号「1」松坂大輔投手。
試合の中の局面局面でどんな会話があったか、当事者(選手・監督)がどんなことを考えていたのか、細かく追われています。
この試合をビデオに録画しても持っているのですが、画面からはわからないことも沢山あります。
何より、高校生の試合であっても、このレベルになるとこんなところまで考えて戦っているのか!
と思わざるを得ない内容です。

 

WBC戦記 日本野球、連覇への軌跡

文春文庫

WBC大会の軌跡について、著者の視点からの章、選手の視点からの章、そして監督やコーチの視点からの章、各章がその場面場面に対してコンパクトにまとまっているので、後から読み返すのに重宝しそうな本だと思います。
中でも面白みを持ったのは2点。
1点目は第2回大会・山田久志コーチの投手人選のところ。
「力が同程度ならば仲のいい者同士を選ぶことにした」というところですね。
松坂と杉内、ダルビッシュと涌井、山口と内海・・・。
2点目は末章のコラム『優勝したからこそ考えるべきこと』の中。
ボールの違いやマウンドの固さなどを本当にアメリカに合わせる必要があるのか?という問いかけの部分。

 

WBC日本代表はなぜ世界一になれたのか?

小関順二

この本、WBCを離れて読んでみてください。
その方が期待を裏切りません。
ストップウォッチを使って計測した各選手のさまざまな「タイム」。
この客観的な指標だけで選手を評価しています。