2.有名野球選手関連本

 

あの有名野球選手について通と呼ばれるためには読まないと。

        

不動心

松井秀喜

プロ入り前は阪神タイガースへの入団を思い描いていたこと。
甲子園で伝説となった5打席連続敬遠への思い。
メジャー移籍を考えた頃。などなど、いろんな場面について言及しています。
本書の中で、もっとも松井選手の人柄をあらわせているな、と思うのは「悔しい思いは口に出さない」の項ですね。

 

全力投球-我が選んだ道に悔いはなし

大野豊

大野投手といえば、軟式野球出身、テスト生入団、デビュー時の防御率135.00、42歳で最優秀防御率のタイトル獲得、などトピックに事欠かない選手でしたが、それらについても全て触れられています。
下の名が同じだったあの大投手との縁についての話。
そして、引退を決意するに至った高橋由伸選手からのホームラン被弾なども。
現役時代の大野投手を知っている僕として、その中でも特に興味を持って読んだのが、大野投手にとって唯一、相手投手として意識する、特別な存在だったという巨人の槙原寛己投手について語ったところですね。

 

ジャイアンツ愛 原辰徳の光と闇

赤坂英一

著者は原辰徳という“選手”について「野球の秀才」と言っています。
秀才ではあるけれども、天才(長嶋も王も天才だったのかも知れない・・・)と比べてはいけないんですよね、きっと。
その辺の真面目、優等生ぶりが最もよく表現された箇所はクロマティのジョークの場面。
外人からみた巨人というチーム、そのチームの4番バッターは異様に見えるんでしょうね。

 

ケンカ投法

東尾修

いろんな暴露話的な内容がありますが、最もインパクトのあった内容は東尾投手が勝てるようになった秘訣として挙げていた「スライダーを○○を狙って投げる技術」のこと。
本書のタイトルにもあるように、持ち味であるシュートでの内角攻めの裏で本人が感じていた勝つ秘訣を違うところに感じていたんですね。

 

男道

清原和博

世間でいわれる清原に対するイメージ、“男”=「勝負師」・「強い男」をタイトルに掲げているものの、清原和博という一人の男性は素直で、繊細で真っ直ぐな実直な男というのが内容。
明晰な本書の文体は読みやすいです。
野球人・清原和博についてはいろいろなエピソードが既に公になっており、あまり驚くことがないというのが率直な感想。
それでも、入団を決めるまでの巨人球団との交渉内容、そして退団する際の冷遇、これらは今まで真相が語られていなかったもの。
これを明かすことで、もはや巨人という球団と永遠に手を結ぶことはない、と宣言しているかのような暴露話は読む価値があります。
野球人としてだけでなく、両親とのやりとり、妻・子供とのやりとりに見られる一人の“男の子”、“男性”としての側面にもよく踏み込んでいるな、と思います。

 


野球用具大図鑑 part 2(グラブ編)

ベースボール・マガジン社

プロ野球選手の試合中の着こなしや道具は、アマチュアや草野球のプレーヤーはとても興味を持っています。
なかでもグラブというのは、個々の選手が拘りをもって特注したりする道具の最たるもので、なかなか画像や映像から見ただけでその細部をうかがい知ることはできません。
そんなグラブ好きの要望にキッチリ応えてくれるのがこの本。
現役選手から過去の名選手まで、使用しているグラブについて、メーカーから開発秘話、選手の拘り、グラブの変遷がカラー写真満載で説明があります。
冒頭にはあのミズノの名人や、久保田スラッガーの名人の話も載っていて、読み応えもあります。
今まであまり興味がなかった選手があんなグラブを使っているのか!という発見もありました。
それらを手にした選手の姿を見るのが楽しみになりそうです。
一方で、大人の事情で使用するグラブメーカーも変わっていきますが、その辺もあっさり書いてあったり。
グラブ好きな方にはとてもおススメな一冊。